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ホルモンによるカウフマン療法

カウフマン療法とは、不妊の原因が、月経周期の異常(生理不順)や無月経、機能性子宮出血などにあるときに行われる不妊治療です。卵胞ホルモン(エストロゲンなど)と黄体ホルモン(プロゲステロンなど)を投与することにより、人為的に規則的な生理周期を整えるのです。排卵前期の低温期に、1週間ほど卵胞ホルモン(エストロゲンなど)を投与して、次に2週間位、高温期に卵胞ホルモンと黄体ホルモンを投与します。薬剤によって作り出された正常なホルモン環境では、実際に卵巣は働いていません。基礎体温は、高温期と低温期を示しますが、排卵がないので、妊娠しません。卵巣を休ませている状態です。

カウフマン療法自体は、排卵誘発作用がありませんが、一定期間(3ヶ月から半年)治療を繰り返して、ホルモンを補うので、卵巣のホルモンバランスを整えて、体にリズムを覚えさせます。そして、ホルモンの投与をやめた後、休んでいた卵巣が元気を取り戻すことにより、自然排卵周期が期待できるようになるということです。

このように、カウフマン療法は、卵巣を休ませる事ができるので、体外受精やICSIの前周期、また、排卵誘発剤を多用した周期の後の疲れた卵巣に行われる事もあります。

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